2021年2月19日金曜日

MBKが来た

 

手元に来たときのポジション

昨年知り合いから譲り受けた自転車はMBK(フランスのモトベカン)社のロードレーサーです。事故で怪我をして、もう自転車には乗ることも出来ないので良かったらもらってもらえないかという、そのときの話が良い・・・あなたは自転車が好きそうで大切にしてもらえそうであるから・・・自分自身初めての流れでちょっと古い自転車が着ました。話を頂いて喜んでばかりいたのではない。僕としては、怪我でかなりのショックを受けているだろうし、弱気でいる状態であるから少し時間を置いたほうがよいと考えました。しかし、年末にかけてからだが不自由な状態で片付けも身動きが取れないだろうし、思い切ってゴミとして廃棄してしまっては話を受けた自分自身にも責任を感じる。後でいやな思いはしたくないのでこちらから取りに伺うと連絡をしました。するとあなたからの返事が無いのでいらないのだろうと諦めていたそうだ。

知らなかったメーカーの自転車なので調べてみると、モトベカン社は1981年には終了しているメーカーでした。しかし、そのモトベカン社はフランス政府からの要望で日本の企業に援助を依頼し存続を成し遂げ、その名前はなくなりましたが企業そのものは現在でも存在している。1984年からはMBKとして製造をしています。今ではヤマハの子会社となって自転車やオートバイの製造をしているらしい・・・・?

バリバリと自転車に乗っていたという方なので見るからにポジションが自分にはきつい。そこでハンドル、ステムなどを交換して自分に合うような状態にした。

自分に合わせた無理のないポジション

ステムを交換する前にはヘッドのオーバーホールをしてグリスアップをする。当初は固着していたが何とか解決し、パーツはそれほど痛んではいなかったので安心しました。

フレームはMBKでパーツがイタリアのカンパニョーロで組み上げてありますが、Rディレーラーが悪くて交換をしています。今付いているのはシマノのsoraというものです。
カンパと言う自分には未知の世界なのでワクワクしましたが、どうして一つだけがシマノなの?と言う思いがした。

これが最初についていたものでカンパの縦型最終時代のアテナ(1980年後半)というものです。見た限りではどこが壊れているのか分からないので、ソラからアテナに変えてみましたが固定位置がおかしいことに気がつきました。先ずは中古で同じものを探しましたがこれがまったく同じものが出てない。いろいろ調べてみてわかったことは、裏側のフレームに固定する場所の部品が欠落していることが分かりました。その部品を調達できれば使えるだろうけれども多分無理でしょう。

自分で部品を作るということもあるのでしょうが僕には無理なこと。壊れたものを直すことは諦めました。でも、ソラのままで良いのか?と言う思いがありますので、同じカンパのディレーラーを中古で見つけました。
何とか使えるではないか
見つけたのは980と言うモデルです。売主からの話では5~6S用であるということですが、今付いているカセットは7Sなので使えないであろうか?購入をする前に売主に質問をして、スライドする稼動範囲を聞いたら35mmあるという。今付いている7Sのカセットを観察し計測をしてみて、もしかしたら使えるだろうという自己判断をしました。

最悪のところ7枚のうちすべてを使えなくても良いではないかということことから組みつけてみました。
完璧とまでは行かないまでも使えそうです。
980と言うモデルはアテナよりも前の時代のもので、購入したものは買ってから使わずに眠っていたと言うもので中古ではない!・・・なんと新品なのです。35年以上も前のものですからオーバーホールをしたほうが良いのかもしれませんが先ずは組みつけての確認です。

カンパに交換する前にソラがついている状態で試走をしてみた印象はしっかりとしたフレームだなって気がしました。特別軽いわけではないので直進性が強く感じる感じ。
夕方の作業で子供たちを迎えに行く時間となり、980に組み替えてからの試走はまだしていない。